クリスマス会 2017 幼児の部

さて、ここからはCOSMOS保育園クリスマス会 幼児の部です。
オープニングは3クラス合同で「赤鼻のトナカイ」を歌いました。
どの子も元気に歌っていましたね。子ども達の歌声が会場に響きました。

プログラム第1番は、にじぐみ 歌と合奏“We wish you a Marry Christmas”です。

SteveのEnglishでいつも歌っている分、きれいな発音で歌えました。
歌の後、同じ曲を打楽器で合奏しました。

プログラム2番はつきぐみ劇「おおかみと7ひきの子やぎ」です。

まずは子やぎたちが遊んでいるシーンから始まります。

そこへお腹をすかせたオオカミがやってきます。

子やぎたちはお母さんから「オオカミには気をつけるように、」と言われていたのですが‥オオカミもなんとか子やぎたちをだまそうと知恵を絞ります。

黒い手を見せてオオカミだとばれてしまったので

今度は手を白くしてきました。

とうとう、お母さんかと思ってドアを開けてしまったこやぎたち。

末っ子やぎを残してみんなオオカミに食べられてしまいました。

帰ってきたお母さんやぎは子やぎたちがいないので呆然。
鳩時計に隠れて無事だった末っ子やぎが一部始終を話しました。

お母さんやぎは早速オオカミを探しに行きました。するとお腹がいっぱいになって寝ているオオカミを発見。

急いでハサミでお腹を切ると、「お母さんこわかったよー」とこやぎたちがつぎつぎと出てきました。こうしてお母さんやぎはこやぎたちを全員無事助け出しました。

お母さんやぎはこやぎたちにオオカミのお腹に石を入れるようにいいました。そしてオオカミのお腹を針と糸で縫って閉じました。

お腹が重くなって喉が渇いたオオカミは水を飲もうとしたとたん、井戸に落ちてしまいました。

オオカミはもうやってこなくなりました。
めでたしめでたし。

最後にオオカミさんも呼んで「オオカミなんかこわくない」をみんなで歌いました。

子ども達、普段から楽しんでいるお話だけあって、生き生きと演じることができました。子ども達の表情にもそれが出ていますね。

プログラム3番 次はほしぐみの合奏「きらきら星」です。

日頃からお友だちと音を合わせることが大切だよ、と先生から言われています。確かに自分の音だけではなく、お友だちの音にも合わせるって実はちょっと難しいことです。
まずは打楽器でリズム打ちしました。次に練習しているピアニカを全員で披露しました。
みんなで、息を合わせて演奏できて一つの音になりました。

次はプログラム4番 にじぐみ劇「アリとキリギリス」です。

キリギリスさん達ヴァイオリンやフルートを持って楽しく音楽を奏でています。

冬支度もせずに歌って遊んでいるキリギリスさんを見てありさんは「大丈夫ですか?」と心配します。

アリさんに「大丈夫、大丈夫」と言って音楽を奏でるキリギリスさん。アリさんやてんとう虫、ダンゴムシさんに歌を聞かせてあげています。

寒い冬がやってきました。
てんとう虫さんやダンゴムシさんは冬支度をはじめました。

一方キリギリスさんは冬になると食べる物がどこにもなくなってしまい、お腹が空いて元気がなくなってきました。
ダンゴムシさんやてんとう虫さんに助けを求めようとしましたが、「春までおうちから出てこない」ということだったので、がっかりしてしまいました。
困り果てたキリギリスさんはアリさんのところに行って食べ物をもらうことにしました。

アリさんたちは、キリギリスさんが「大丈夫、大丈夫」と言って冬に備えておかなかったからだ、といいます。

けれどもキリギリスさんは自分たちのまちがいに気がついたようですし、歌を歌って励ましてくれたこともあったので、キリギリスさんに食べ物を分けてあげることにしました。

キリギリスさんもこれからは春、夏のうちから冬に備えて食べ物を蓄えてていくことにしました。

そして助けてくれたアリさんたちに歌をおしえました。最後にみんなで仲良く、「ハイホー」のお歌を歌いました。アリさん達の優しさがキリギリスさんの心をうごかしたのですね。

アリさん達もキリギリスさんに歌を教えてもらって、これからはより楽しく仕事ができるようになるでしょうね。

さて、プログラム5番はつきぐみ合奏と歌「たのしいね」です。

先生が脇で指揮をとってくれて、子ども達落ち着いて演奏できましたね。
本当に歌の楽しさが伝わってきましたよ。

最後はプログラム6番、ほしぐみの劇、「ブレーメンの音楽隊」です。

歳をとって思うように働けなくなった ろば、犬、ねこ、ニワトリはブレーメンに行って音楽隊に入ることにしました。

ところが日が暮れてしまい、お腹もぺこぺこ。疲れ果ててしまいました。その時森の奥に明かりが見えました。

その光をたよりにそこに行ってみました。

しかし、なんと、そこは泥棒の隠れ家でした。

泥棒たちは酒盛りの最中。

ロバたちは知恵をしぼって泥棒を追い出すことにしました。

ロバたちはなんとか脅かしてみようと、ロバの上に犬が乗り犬の上にねこが乗り、ねこの上にニワトリが乗って一斉に鳴きました。

泥棒はおばけと間違って驚いて大慌て。逃げるように出ていってしまいました。

ところがロバたちがご馳走を食べ眠っていると、またもやあの泥棒たちが様子を見にきました。

そこでロバたちは協力しあって一斉に泥棒たちを脅かしました。泥棒たちは今度は本当におばけだと思い込み、もうやってこなくなりました。

ロバたちはブレーメンには行かずにここでみんなで暮らすことにしました。
窓にカーテンを付け、花を飾りました。そう、もうすぐクリスマスです。クリスマスツリーも飾りました。

最後に泥棒さんたちも呼んでみんなで楽器を奏でながら「クリスマスの歌が聞こえてくるよ」を歌いました。

役立たずと罵られても、それぞれ生きる道を求め、そして協力し合えば豊かに暮らすことができるのですね。

子ども達が大好きなこのお話、みんなでイメージを共有して、小道具なども手作りもし、力をあわせて取り組む楽しさを味わった子ども達です。子ども達の笑顔で歌う表情からはそれぞれに達成感を感じ取ることができました。子ども達、どうもありがとう。

第1部終了。第2部に続きます。

さて、ここからは第2部、全体会です。
これからは園長先生のお話や皆で楽しめる、先生たちの出し物が中心になります。

まずは器楽合奏

園長先生のバイオリン、橋浦先生のフルートと鈴やタンバリン、ウッドブロックの打楽器を加え、「そりすべり」「もろびとこぞりて」の生演奏を聞きました。

アリとキリギリス」の劇を終えたばかりのにじぐみさんがバイオリンとフルートを見て、「本物だ~本物だ~」と驚いていました。

「園長先生のあいさつのあと登場してきたのは「まほうのおうち」です。

「みんな、見てくださいね~このうちには誰も入っていない(はずです)よ。」とかおりせんせい。乳児の部では誰も居ないはずのおうちから明子先生が出てきたのですが……

幼児の部で出てきたのはこの方、そう、サンタクロースさんでした。
目が点になるやら、わぁーという声が聞こえるやら驚きを隠せない子どもたちでした。

サンタさん、幼児さんたちにもプレゼントを持ってきてくれたのですね。
そしてそしてサンタさんの大きなお腹の中には「しあわせ」がいっぱい詰まっているのですって。

そう、「しあわせ」もいっぱい持ってきてくれたのです。

でも本当のしあわせを運んできてくれたのは、ここにいる子どもたちのような気がしました。子どもたちの頑張る姿や心から楽しむ姿そしてりっぱに歌や劇で自分を表現する姿、そして皆で協力しあって一つのものを作り上げる姿……去年よりまた一年成長する子ども姿に、心がじんわり満たされました。

2017年 クリスマス会でした。