にじぐみ げき「こびととくつや」

にじぐみの劇は「こびととくつや」です。子どもたちは 靴屋のおじいさん、おばあさんや小人さんたち、そしてお客さんになって 歌やダンスを交えながら楽しく演じました。

ある村の優しいおじいさんとおばあさんが営む小さなくつやさん。近所に大きな靴屋さんができおじいさんの靴は売れなくなっていまいました。

最後の革を置いて眠ったその晩、小人さんたちが出てきて立派な靴をつくります。優しいおじいさんとおばあさんが困っているのを屋根裏部屋から見ていて、「なにか力になりたい、」と考えたのですね。

次の朝、靴が出来上がっていてびっくりしたおじいさんとおばあさん、靴をお店に出すとお客さんがやってきて高い値段で買ってくれました。

おじいさんは売れたお金で たくさん革を買うことができました。次の日に靴を作るつもりで革を仕事台に置いておくと、また小人さんたちがやってきて、お客さんが喜ぶ靴を作ろう、とはりきります。素敵な靴が出来上がり、またお客さんがとても気に入り、高い値段で買ってくれました。

小人さんたちは毎晩靴を作り、靴屋さんは大繁盛。おじいさん、おばあさんは不思議に思って次の夜こっそり見てみることにしました。すると 夜になると 小人さんたちがやってきて、生き生きと靴を作っているのが見えました。

小人さんたちが助けてくれていたことを知って、おじいさんとおばあさんは感謝でいっぱい。なにかお礼をしたい、と考え 寒そうだった小人さんたちに ベストと帽子を作りました。

温かいベストと帽子を見つけ小人さんたちは大喜び。おじいさんおばあさんも素敵な靴を作ってくれた小人さんたちに「ありがとう」の気持ちを言葉にしました。靴を買ってくれたお客さんもやってきて、買った靴を大切にしている、と話しました。みんながそれぞれ、誰かがよろこんぶことができて、感謝の気持ちを伝えあいます。

最後にみんなで「ありがとう」の歌を歌いました

後日談

劇の練習をしながら「ありがとう」の歌を覚えた子どもたち。遊んでるときも「誰かが幸せになるために~自分にできることをしよう~~」と口ずさんでいるのをよく聞くようになりました。

ありがとうの気持ちが広がるってとても心が温まりますね。