先日、「県立 生命の星・地球博物館」に行きました。この博物館は、地球の誕生から現在に至る地学・生物進化学などを中心とした自然史の博物館です。隕石や恐竜やナウマンゾウをはじめ、巨大な岩石や化石や生物標本が所狭しと並んで、わたしたちに地球における生命の歴史の積み重ねの一部を示してくれています。特に、アンモナイト群の壁面は、直接触ることのできる化石標本として圧巻です。
化石などの実物を見ると、その歴史スケールにめまいを覚えます。先ほどのアンモナイトの壁面は、1億7千年前、ジュラ紀の代物です。しかしジュラ紀のアンモナイトですら、地球の46億年の歴史から見てごく最近登場した生物です。そうなると、わたしたち現生人類の歴史なんて46億年の歴史から比べたら1年換算で12月31日20時31分頃の登場だそうで1、長くても100年程度の人生を生きるわたしたちは、更に短い時間を濃密に生きているのだと思い知らされます。
子どもたちと、この濃密な時間をもっと濃密に生きていきたいですね。
(2023年8月 再掲にあたり加筆修正しました)
〒250-0031 神奈川県小田原市入生田499 神奈川県立生命の星・地球博物館
- ホモ・サピエンスの推定登場年代を180万年前として計算しました。 ↩︎
